膝の包帯の巻き方完全図解!歩いてもズレない亀甲帯と痛み悪化を防ぐコツ
膝関節の固定において最も信頼性が高く、医療・救急の現場でスタンダードとされているのが「亀甲帯(きっこうたい)」と呼ばれる巻き方です。膝のお皿(膝蓋骨)を中心に、包帯を上下へ交互にずらしながら重ねていく手法で、関節を曲げ伸ばししても包帯同士が突っ張り合ってズレを防ぎます。
一般的な伸縮包帯(弾性包帯)を使用し、幅は膝全体をしっかりカバーできる7.5cm〜10cm幅のものを用意してください。以下が具体的なステップです。
【亀甲帯の巻き方ステップガイド】
ステップ1:膝を軽く曲げた姿勢を作る
椅子に座るか、床に座って膝の下に丸めたタオルを入れ、膝を約20度〜30度曲げた状態(軽度屈曲位)にします。完全に伸ばした状態で巻くと、立ち上がって歩いた瞬間に包帯が突っ張ってズレる原因になります。
ステップ2:膝のお皿の真上から巻き始める(環状帯)
包帯の巻き始めは、膝のお皿の真ん中を通るように水平に2周しっかりと巻き(環状帯)、土台となるアンカーを作ります。端がめくれないよう、角を少し折り込んで巻き込むと強度が上がります。
ステップ3:下(すね側)へ斜めに下ろし、裏側を通す
膝裏を通って、お皿の下側(すねの方向)へ包帯を斜めに下ろします。膝裏を通過するときは、血管や神経を圧迫しすぎないよう適度なテンションに留めるのがコツです。
ステップ4:上(太もも側)へ斜めに引き上げ、交互に交差させる
すね側を1周したら、再び膝裏を通ってお皿の上側(太ももの方向)へ斜めに引き上げます。お皿の上下を包帯の幅の3分の2ずつ外側にずらしながら、下→上→下→上と8の字を描くように交互に巻いていきます。
ステップ5:太もも部分で固定して完了
膝の上下が十分にカバーできたら、最後は太もも側の位置で水平に2周巻き、医療用テープや付属の留め具で端をしっかり固定します。膝裏で留め具を止めると屈曲時に皮膚を傷つける恐れがあるため、必ず太もも前面の外側で留めてください。