エビリファイは飲まない方がいい?噂の真相と副作用・処方の真実

エビリファイは飲まない方がいい?噂の真相と副作用・処方の真実の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

副作用への恐怖や「薬に頼りたくない」という思いから、最もやってはならない選択が「エビリファイを自己判断で勝手にやめる(自己断薬)」ことです。「エビリファイやめたい」と願うあまり、ある日突然ゴミ箱に薬を捨てるような行動をとると、極めて危険な反動に見舞われます。

急激な服薬中止によって引き起こされるのが、脳内神経伝達物質の急激な不均衡による「エビリファイ離脱症状」です。主な症状としては以下のものが挙げられます。

  • 激しい不眠・睡眠障害(反跳性不眠)
  • 自律神経の乱れ(発汗、動悸、吐き気、激しい頭痛、めまい)
  • 急激な焦燥感、不安の爆発、情動不安定
  • 原疾患の急速な悪化(うつ病の悪化、幻覚・妄想の再燃)
  • 遅発性ジスキネジアや不随意運動のリスク増大

エビリファイは半減期(血中濃度が半分になるまでの時間)が約60〜70時間と、精神科治療薬の中でも極めて長い部類に入ります。そのため、断薬した当日は何事も起きず、「やめても平気だった」と錯覚しがちです。しかし、3日から1週間ほどかけて血中濃度が低下しきった頃に、制御不能な激しい離脱症状とリバウンドが襲いかかります。

薬をやめたい場合は、絶対に独断で行わず、主治医の管理下で数週間から数カ月単位をかけて用量を段階的に減らす「漸減(ぜんげん)法」をとる必要があります。1mg錠を半分に割る、あるいは液剤(内服液)や細粒を用いて0.25mg〜0.5mg刻みで極めて緩やかに体を慣らしていくことが、安全な離脱への唯一の道筋です。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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