乃木坂46の3期生は今なぜ卒業が続くのか?残る8人の絆と現在地
乃木坂46の3期生を語る上で、名刺代わりの期別楽曲である『三番目の風』(17thシングル『インフルエンサー』収録)を避けて通ることはできません。この楽曲でセンターに据えられたのは、鹿児島から上京したばかりで、極度のプレッシャーから記者会見やテレビ番組の収録中に涙を流すことも多かった大園桃子でした。
当時、運営陣が彼女をセンターに抜擢した真相について、関係者の間では「技術的に完成された優等生ではなく、嘘のつけない無垢な感情の揺れ動きこそが、乃木坂46の持つ原初的な美学と共鳴したため」と分析されています。しかし、突然巨大なスポットライトを浴びた大園の精神的負担は計り知れないものでした。リハーサル室でうずくまる大園を、同期である梅澤美波や山下美月、久保史緒里らが取り囲み、「桃子は立っているだけでいい、周りは私たちが絶対にカバーするから」と抱きしめたというエピソードは、特番インタビューなどでも明かされた象徴的な出来事です。
『三番目の風』に始まり、『思い出ファースト』『未来の答え』『自分じゃない感じ』『毎日がBrand new day』『大人たちには指示されない』『僕の衝動』といった数々の期別楽曲を重ねる中で、彼女たちは競い合うライバル関係を超越した「共闘関係」を築き上げました。誰かが選抜から漏れても、選抜に入ったメンバーが傲ることなく、アンダーの現場へ駆けつけて涙を流す。この徹底した相互承認の空気が、加入から5年以上にわたって離脱者を1人も出さなかった「奇跡の結束」を生み出したのです。
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