電車の仕組みを徹底解剖!なぜ走る・曲がる・止まるのか技術の真実

電車の仕組みを徹底解剖!なぜ走る・曲がる・止まるのか技術の真実の概要と注目ポイントをわかりやすく整理しました。

インターネット上の質問掲示板やSNSでは、電車の仕組みに関して長年信じられている誤解が散見されます。代表的な疑問と工学的な真実を整理します。

最も多いのが「架線から入った電気がレールを流れているなら、ホームや踏切でレールを触ったら感電するのではないか?」という疑問です。結論から言うと、走行中のレールの真上を触っても感電することはありません。

人間が感電するのは、体に「高い電圧の差(電位差)」がかかり、体内に電流が流れたときです。鉄道のレールは一定区間ごとに地中へしっかりと接地(アース)されており、大地(地面)とレールの電位差はほぼ0ボルトに保たれています。また、鉄のレールは人間の体(電気抵抗が数千オーム)に比べて圧倒的に電気を通しやすい良導体(電気抵抗がほぼゼロ)であるため、電気は抵抗のないレールを選んで地面・変電所へと流れていきます。そのため、人が触れても人体に電気は流れ込みません。

もう一つの盲点が「鉄のレールと鉄の車輪なのに、雨の日に滑って止まれなくならないのか」という疑問です。鉄同士の摩擦係数は濡れると極端に低下し、空転(スリップ)や滑走の原因になります。これを防ぐため、近代車両の先頭台車や主要駆動部には「増粘着材噴射装置(セラミック粉末噴射装置)」が内蔵されています。スリップを感知すると、圧縮空気によって車輪とレールの接地面に特殊な微粒子セラミックを自動噴射し、一瞬で摩擦力を復活させるシステムが組み込まれています。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

タグ: https://daily-dev.com/Edo-jidai-machi/6339651/