大統領を魅了した名店!ラ・フィーリア・デル・プレジデンテの真実
店名にある「プレジデンテ(大統領)」の由来を紐解くには、1994年に開催されたナポリ・サミット(G7)の歴史的瞬間に時計の針を戻す必要があります。当時、世界最強の権力者であったアメリカのビル・クリントン大統領が、厳重な警備網を制止してふらりと立ち寄ったのが、スパッカナポリの老舗「ディ・マッテオ」でした。そこで大統領に焼きたてのピッツァを手渡し、その飾らないストリートフードの美味で大統領を破顔させた伝説のピッツァ職人こそが、故エルネスト・カチャッリ(Ernesto Cacialli)氏です。
エルネスト氏はその後、自らの城として「イル・プレジデンテ」を立ち上げ、ナポリピッツァ界の生ける伝説として世界中にその名を轟かせました。彼のピッツァづくりに対する哲学は厳格そのもので、「ピッツァは生き物であり、窯の前では一切の妥協が許されない」という信念を生涯貫き通しました。そして、その偉大なる巨匠のDNAと技術を一身に受け継いだ愛娘こそが、マリア・カチャッリ氏です。
マリア氏が夫のフェリーチェ・メッシーナ氏と共に「大統領の娘」を意味する「ラ・フィーリア・デル・プレジデンテ」を創業した際、ナポリっ子たちは「カチャッリ家の奇跡の味が正統に引き継がれた」と歓喜しました。横浜・馬車道に誕生した日本店は、マリア氏の信頼を得た日本の精鋭職人たちが本国と寸分違わぬ技術交流を行い、直系の味を正真正銘のリアリティをもって発信し続けています。
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