「あの秋から半世紀」新潟の海岸で消えた少女と北朝鮮拉致疑惑—2026年、最愛の家族が叫ぶ「最後の訴え」と膠着する外交の真実
疑惑が「確信」へと変わったのは、事件から実に20年後の1997年だった。元北朝鮮工作員の証言により、日本各地で発生していた不可解な失踪事件の裏に、北朝鮮による組織的な拉致工作が存在していた事実が浮き彫りとなったのだ。
父・滋さんと母・早紀江さんは、悲しみを押し殺して街頭に立ち、署名活動を開始した。全国を駆け巡り、娘の写真を手にして訴え続ける日々。しかし、2002年の日朝首脳会談で北朝鮮側が拉致を認めつつも「死亡」と虚偽の発表を行ったことで、家族は二重の絶望へと突き落とされる。
提供された「遺骨」とされるものが偽物であったことがDNA鑑定で判明するなど、北朝鮮側の不誠実な対応は日本中を激怒させた。滋さんが2020年に他界された後も、早紀江さんは車椅子を使いながらもマイクを握り続けている。その姿は、国家の理不尽な暴力に立ち向かう母の情念そのものだ。
タグ:
https://application.mliesl.edu/japan-migikaya/2555638/