葛飾北斎「赤富士」の真相|なぜ赤い?描かれた場所と驚きの取引価格
Q1:『凱風快晴』と対をなす『山下白雨』とはどのような作品ですか?
A1:『冨嶽三十六景』において、『凱風快晴』が「赤富士」と呼ばれるのに対し、『山下白雨(さんかはくう)』は通称「黒富士」と呼ばれます。山頂はからりと晴れ渡っているのに対し、山裾には黒雲が立ち込め、鋭い稲妻が走る様子を描いた緊迫感あふれる名作です。静の赤富士、動の黒富士として並び称されます。
Q2:個人宅に赤富士を飾る場合、方角や設置場所に推奨はありますか?
A2:風水や家相の世界では、赤富士は「東」または「東南」の方角に飾ると仕事運や活力が高まり、「西」に飾ると金運や繁栄を引き寄せると言われています。場所としては、外からの気が入る玄関や、家族が集まるリビングが好まれます。ただし直射日光が当たる場所は日焼け・退色の原因になるため厳禁です。
Q3:葛飾北斎は何歳頃にこの『赤富士』を描いたのですか?
A3:北斎が『冨嶽三十六景』の出版を開始したのは、数え年で71歳前後(天保元年・1830年頃)のことです。当時としては驚異的な高齢でありながら、卓越した画力と飽くなき好奇心で自身の画業の頂点を極めました。「70歳以前に描いたものは取るに足らない」と豪語した北斎の執念が結実した作品といえます。
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