戦国最強の智将・直江兼続の真実!愛の前立と直江状に秘めた覚悟
直江兼続の魅力は、政治的・軍事的な有能さだけにとどまりません。当代随一の文化人であり、人間関係においても深い情愛と義理立てを示した逸話が数多く残されています。
その筆頭が、天下御免の傾奇者(かぶきもの)として名高い前田慶次(前田利益)との交友です。滝川一益の従兄弟ともいわれ、織田家・前田家を離れて浪人となっていた慶次の才能を高く評価した兼続は、彼を手厚い待遇で米沢に招きました。二人は戦場での命懸けの共闘のみならず、和歌や連歌を詠み交わし、晩年まで無二の親友として風雅な暮らしを共にしました。
また、兼続を生涯にわたって支え続けたのが正室のお船の方です。彼女は直江景綱の娘であり、上杉家の奥向き(内部統制)を完璧に取り仕切る聡明な女性でした。兼続はお船の方を一途に愛し、当時の大名としては極めて異例なことに、生涯側室を持たなかったと伝えられています。夫婦二人三脚で上杉家の危急を乗り越えたパートナーシップは、現代の協働関係の理想形とも言えます。
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