「いつもの生理」と放置は危険!子宮頸がんのサインと出血の見分け方
子宮頸がんは、かつて50代以降に多い病気とされていましたが、現在では20代後半から30代の若年層で急激に罹患率が上昇しています。この背景には、原因となるウイルスの感染動態が深く関係しています。
子宮頸がんの95%以上は、HPV(ヒトパピローマウイルス)の持続感染が原因です。HPVは特別なウイルスではなく、性交渉の経験がある女性なら誰でも一生に一度は感染すると言われるほど一般的なウイルスです。多くの場合、自身の免疫力によって自然に排除されますが、約10%の確率でウイルスが子宮頸部に長期間居座り続けます。
感染から即座にがん化するわけではありません。持続感染した細胞は、数年から十数年の歳月をかけて「軽度異形成」→「中等度異形成」→「高度異形成・上皮内がん」という前がん病変の段階を経て、浸潤がんへと進行します。この前がん病変の時期には自覚症状がほとんどないため、症状が出てから受診した時点ではすでに病状が進んでいたという事態が起こり得るのです。
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