ドラッグコスモスはなぜ圧倒的に安い?「現金のみ」に隠された驚きの真相
ドラッグコスモスの店内に足を踏み入れた消費者がまず驚嘆するのは、陳列されている食品類の圧倒的な価格設定です。一般的なドラッグストアにおける食品の売上高構成比は2〜3割程度にとどまるケースが多い中、コスモス薬品では売上全体の55%以上を食品が占める「フード&ドラッグ」の業態を確立しています。牛乳、卵、納豆、豆腐、冷凍食品といった日配品が、近隣の地域一番店スーパーを凌駕する価格で連日並んでいます。
これほどの安さを維持できる最大の理由は、ドラッグコスモス食品の安さの秘密に直結する「高回転・低粗利」の割り振りにあります。生活必需品である食品を利益度外視のマグネット商品(集客装置)として位置づけ、圧倒的な来店頻度を創出。そこで来店した顧客が、粗利益率の高い一般用医薬品や日用消耗品、化粧品を併せてカゴに入れることで、店舗全体の収益性を担保する計算されたクロスマーチャンダイジングが敷かれています。
さらに見逃せないのが、標準化された店舗オペレーションです。コスモス薬品の店舗は、全国どこを訪れても売り場レイアウトや棚割りがほぼ統一されています。作業動線の徹底した平準化により、品出しや発注にかかる人的リソースを最小限に抑制。人件費という最大の固定費を削り、そのまま店頭価格の引き下げへと反映させています。
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