世界一大きいコウモリの正体とは?翼開長1.7Mの巨体と危険性の真相
「吸血鬼の化身」「夜道で人間を背後から襲い、生き血を吸う」といったホラー映画のようなイメージを抱く人も少なくありません。しかし、結論から申し上げると、フィリピンオオコウモリが人間を能動的に襲うことは絶対にありません。
オオコウモリ科に属する仲間は、超音波を使って虫を捕らえる小型の小コウモリ類とは根本的に生態が異なります。彼らの主食はイチジク(無花果)類をはじめとする熱帯果実、植物の花粉、花の蜜であり、完全な草食・果実食(フルギヴォア)です。鋭い犬歯を持っていますが、これは分厚い果物の皮を噛み破り、果肉をすりつぶして果汁を搾り取るために特化した進化の産物です。
彼らは超音波(エコーロケーション)を使わず、大きく発達したつぶらな瞳で視覚的に夜の森を見渡し、優れた嗅覚で熟した果実の香りを探し当てます。その愛らしい顔立ちは犬やキツネに酷似しており、海外の動物園や野生動物レスキュー施設では「空飛ぶ子犬」と親しまれているほどです。人間と遭遇した場合も、驚いてその場から飛び去るのが自然な防衛行動であり、人間を獲物として攻撃する動機は一切存在しません。
タグ:
https://edugrew.academy/hgbdehxa/8782050/