バードストライクとは?巨大機を止める破壊力と空港の最新対策全貌

バードストライクとは?巨大機を止める破壊力と空港の最新対策全貌とは一体何なのか? 背景や要点を丁寧に紐解いて紹介します。

利用客にとって極めて切実な問題が、「自分が乗る飛行機がバードストライクに巻き込まれた際、どのような扱いになるのか」という点です。SNSや口コミサイトでは、「バードストライクで飛行機が引き返したのに、ホテルの宿泊代を出してもらえなかった」という困惑の声が散見されます。

結論から述べると、航空運送約款上、バードストライクは「航空会社の過失によらない不可抗力(天候不良や天災と同等の不可避事象)」と位置づけられるのが一般的です。

JALやANAなどのフルサービスキャリア(FSC)であっても、バードストライクによる大幅遅延や欠航が発生した場合、自社便への振替や航空券の全額払い戻しには応じますが、深夜に及んだ際の宿泊費用や目的地までの代替地上交通費(新幹線代など)は補償対象外となるケースが通例です。LCC(格安航空会社)の場合、補償範囲はさらに厳格であり、自社の空席のある後続便への変更またはバウチャー返金のみに限定されることが基本となっています。

現場のグランドスタッフとの間でトラブルに発展しやすいポイントですが、安全を担保するための機体精密点検(ボアスコープと呼ばれる内視鏡を用いたエンジン内部チェックなど)には最低でも数時間の作業を要します。乗客としては、「無理に飛ばせば命に関わる重大事態を防ぐためのやむを得ない措置」であることを理解した上で、クレジットカード付帯の航空機遅延保険の活用や、柔軟な旅程変更の準備をしておくことが賢明な防衛策となります。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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