ダイオウイカが食べるものとは?主食と捕食の真相&食べた味

ダイオウイカが食べるものとは?主食と捕食の真相&食べた味についての真相をお届けします。

漆黒の深海でダイオウイカが口にしている獲物は、映画のような巨大生物ではありません。海洋研究開発機構(JAMSTEC)をはじめとする国内外の研究機関が回収個体の胃内容物を調査した結果、主食の大半は遊泳性の深海魚と他のイカ類であることが判明しています。

ダイオウイカの胃から検出される代表的な生物には、深海の中層を泳ぐソコダラ科の魚類、ハダカイワシ類、オレンジラフィー(ヒオドシエイ)、さらにはアカイカ科やツツイカ類のイカが挙げられます。驚くべきことに、胃の内容物からは同種であるダイオウイカの肉片や吸盤の痕跡が見つかるケースも珍しくありません。極限環境の深海では、出会った獲物が同胞であっても容赦なく捕食する徹底した生存競争が繰り広げられています。

彼らの捕食生態における最大の武器は、全身の半分以上を占める2本の「触腕(しょくわん)」です。普段は8本の腕の間に縮めていますが、獲物が射程圏内に入ると一瞬で射出。吸盤の縁に並ぶ鋭い角質環(キチン質のギザギザした歯)で獲物の肉へ食い込ませ、強力な力で引き寄せます。捕らえた獲物は、鳥の嘴に酷似した強靭な「カラストビ(顎板)」で骨ごと噛み砕かれ、おろし金のような舌(歯舌)で削り取られながら食道へと送られます。

項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価主食の内訳魚類約50〜60%、イカ類約30〜40%(共食い含む)浅海イカは甲殻類・小魚中心手に入る有機物を無駄にしない深海仕様の広食性生息深度・水圧水深600〜1000m(水圧約60〜100気圧)一般的な食用イカは0〜200m高水圧と低水温がエネルギー消費を抑制させる目玉の直径最大25〜30cm(バスケットボール大)人間約2.4cm、大型哺乳類約5〜8cmわずかな生物発光を捉える生物界最大級の光学器官筋肉中のアンモニア濃度塩化アンモニウム水溶液が高濃度で充満通常の水産物は微量(鮮度低下時に発生)遊泳浮力を稼ぐ必須機構だが、食用を阻む最大の障壁
山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

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