板垣李光人『仮面ライダー』ウール役の衝撃!抜擢の真相とブレイクの軌跡
後から板垣李光人のファンになった層の間で、頻繁に見受けられる典型的な誤解が2点あります。
第1の誤解は、「板垣李光人も仮面ライダーに変身したヒーローだったのではないか」という思い込みです。実際には本編中、ウールはライダーに変身することはありませんでした。むしろ中盤では敵幹部スウォルツの手によって無理やり「アナザーキカイ」の依代(器)にされるなど、自らの意思に反して怪物に変貌させられる被害者的な側面を背負わされていました。板垣本人も当時のインタビューで「いつか自分も変身ベルトを巻いて変身ポーズを決めてみたかった」と茶目っ気交じりに語っており、正義のヒーローとは対極にある宿命を背負った役どころだったのが事実です。
第2の誤解は、「ビジュアル重視のアイドル的な起用だったのではないか」という見立てです。しかし実際の撮影現場では、真夏の猛暑の中で重厚なマントを着て走るハードなロケや、真冬の採石場で吹きさらしに耐える過酷なシーンを弱音一つ吐かずにこなしていました。監督陣の要求する複雑な心理描写に即座に応える勘の良さは現場でも折り紙付きで、この1年間で培ったタフネスとプロ意識が、映画『約束のネバーランド』のノーマン役やNHK大河ドラマ『どうする家康』の井伊直政役へと直結しています。
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