古文「給ふ」の意味と見分け方を徹底解説!四段と下二段の識別法
読解問題や文法識別問題で「給ふ」が出てきた際は、以下の3つのチェックポイントを順番に確認していくことで、機械的に尊敬・謙譲を切り分けることが可能です。
鉄則1:地の文か、会話文・手紙文かを確認する
下二段活用の「給ふ(謙譲)」は、地の文では絶対に使われません。登場するのは100%「会話文」または「手紙文(消息文)」の中だけです。地の文に「給ふ」が出てきた時点で、四段活用の尊敬語だと確定します。
鉄則2:誰の動作か(主語)を特定する
会話文や手紙文の中にあっても、主語が「身分の高い他者」であれば四段活用(尊敬語)です。下二段活用の「給ふ」が使われるのは、「話者自身(私・僕)」または「話者側の身内」の動作に限られます。自分自身の行為について「〜させていただきます」「〜ております」と聞き手にへりくだる用法です。
鉄則3:連なる動詞が「思ふ・見る・聞く・知る」などに限定されているか
下二段活用の「給ふ」は、心の中で考えたり感覚で捉えたりする特定の動詞(思ふ、見る、聞く、知る、覚ゆなど)の下に補助動詞として接続するケースが大半を占めます。「思ひ給ふ(思い申し上げます)」「聞き給ふ(お聞きいたします)」といった定型句は、謙譲語の代表格です。
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