ネジを外す方向はどっち?緩める基本ルールとなめた時の対処法完全ガイド

ネジを外す方向はどっち?緩める基本ルールとなめた時の対処法完全ガイドについての最新情報を徹底解説します。

ネット上の情報には、現場の物理構造を無視した危険な誤解が散見されます。もっとも広く流布している誤解が、「ネジが回らないならCRC等の潤滑油をネジ穴(十字溝)に吹き付ければよい」という言説です。

潤滑油CRCネジ外しの本来のメカニズムは、ネジ山と母材の接触境界に油分を浸透させ、摩擦抵抗を下げることにあります。ドライバーを差し込む頭部の溝に油が付着すると、工具の先端が激しくスリップするようになり、かえってなめたネジの外し方を難しくする最悪の結果を招きます。万が一ネジ頭に油が付着した場合は、パーツクリーナーやアルコールで完全に脱脂してから作業を行わなければなりません。

また、「インパクトドライバーで一気に回せば外れる」という思い込みも危険です。固着したサビ付きボルトに強力な電動打撃を与えると、ネジの頭部だけが千切れて軸が母材の中に埋没する「ねじ切れ」を引き起こします。こうなると、母材にドリルで穴を開けてヘリサート(補修コイル)を埋め込む大規模な機械加工が必要になり、修復費用が一気に跳ね上がります。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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