Puffy『サーキットの娘』徹底解剖!Vinoブームと奥田民生の企み
本作の作詞・作曲およびプロデュースを手掛けたのは、言わずと知れたロック界のレジェンド・奥田民生です。タイトルの元ネタとなったのは、1970年代に「週刊少年ジャンプ」で連載されスーパーカーブームを巻き起こした池沢さとしの伝説的漫画『サーキットの狼』。硬派なカーアクション漫画のタイトルを大胆にサンプリングし、あえて女の子ふたりの脱力ポップスへと反転させる奥田民生ならではのユーモアが冴え渡っています。
サウンド面では、アメリカン・ガレージロックやサーフロックのテイストを大胆に取り入れ、爽快なディストーションギターと乾いたドラムサウンドが土台を形成。奥田民生は、彼女たちに完璧な歌唱力やストイックな表現を求めるのではなく、大貫亜美と吉村由美の無駄な力が入っていないユニゾンボーカルの響きそのものを最高の楽器としてプロデュースしました。この絶妙な抜け感こそが、他のアーティストには決して真似できないPUFFY特有のグルーヴを生み出したのです。
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