治ったはずがなぜ再発?性感染症のピンポン感染と同時治療の真実
メカニズムは極めて単純でありながら、当事者がその罠に気づくのは容易ではない。例えば、片方が排尿痛や不正出血などの異変を感じて医療機関を受診し、適切な抗抗菌薬や抗原虫薬を処方されて病原体を体内から完全に排除したとする。しかし、その時点でパートナーが無検査・未治療のままであれば、再度の性接触によって病原体は再び治癒した側の体腔内へと侵入を果たす。
まさに卓球(ピンポン)の球が行き交うがごとく感染が反復するこの状態は、治療を受けた本人の努力を水泡に帰す。性感染症は一度罹患して治癒しても、インフルエンザや麻疹のような持続的免疫が獲得されない疾患が大半を占めるため、何度でも再感染を繰り返す脆弱性を抱えている。
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