削除したファイルを復元!ゴミ箱完全消去から救い出す2026年最新手順
「ゴミ箱を空にした」「Shift + Deleteキーを押して一発削除した」という状態からファイルを復元する場合、怪しいサードパーティ製ツールに手を出す前に、Windows 11が標準で備えている復旧機能を順番に試すのが最も安全です。
1. 「以前のバージョン」機能による復元
Windows 11には、システムの保護(復元ポイント)や「ファイル履歴」機能と連動して、フォルダの過去の状態を保持するシャドウコピー機能が組み込まれています。
- 消去したファイルが保存されていた「親フォルダ」をエクスプローラーで開く。
- 何もない場所を右クリックし、「プロパティ」を選択。
- 上部タブの「以前のバージョン」をクリック。
- 削除前の日時が記録されているフォルダーのバージョンを選択し、「復元」または「開く」を押して内部のファイルを別ドライブへコピーする。
この方法は、単なる削除だけでなく、誤って内容を書き換えてしまった上書き保存で消えたファイルの復元理由としても極めて有効です。過去のスナップショットから誤更新前の状態を取り出すことができます。
2. コマンドプロンプト(cmd)による救出検証
ネット上の一部記事では「コマンドプロンプトでattribコマンドを打てば完全削除したファイルが何でも戻る」といった記述が見受けられますが、これは明確な誤解です。attrib -h -r -s /s /d . といったコマンドが効果を発揮するのは、ウイルス感染やシステム属性の誤設定によってファイルが「隠しファイル化」されているケースに限られます。ファイルの実領域が解放された論理削除に対しては、標準のプロンプト単体での復旧は不可能です。誤った情報に惑わされて無駄なコマンド入力を繰り返すのは避けてください。
3. Microsoft公式「Windows File Recovery」使い方詳細まとめ
OS標準のGUI機能でファイルが見つからない場合、MicrosoftがMicrosoft Store上で公式配布している高機能CLIツール「Windows File Recovery(winfr)」が最も信頼できる選択肢となります。
管理者権限でコマンドプロンプトまたはPowerShellを起動し、以下の書式でコマンドを実行します。
winfr [元ドライブ]: [保存先ドライブ]: /regular /n [検索パス・ファイル名]
例えば、Cドライブの「Users\Username\Documents」にあった「report.xlsx」を誤削除し、外部接続したDドライブに救出したい場合は、次のように入力します。
winfr C: D: /regular /n \Users\Username\Documents\report.xlsx
ファイルシステムが破損している場合や、削除からある程度時間が経過している場合は、フラグを「/extensive」に変更してシグネチャスキャンを実行することで、ファイルヘッダー情報を直接解析して断片化したデータをサルベージできます。