なぜあの形?女子スピードスケートのユニフォームに隠された驚きの真相
女子スピードスケートユニフォーム歴代の変遷を振り返ると、それはそのままスポーツ工学と素材開発の歴史そのものであることがわかります。1970年代にスイスのフランツ・クリエンビュール選手が自作のワンピーススーツを着用して登場した際、当初は奇異の目で見られましたが、その圧倒的なタイム短縮効果から一気に世界のスタンダードとなりました。
日本代表の進化を語る上で欠かせないのが、長年にわたりウェア開発を担ってきたミズノスピードスケートレーシングスーツの存在です。ミズノは独立行政法人日本スポーツ振興センター(JSC)や学術機関とタッグを組み、巨大な風洞実験施設で数千時間に及ぶ気流テストを重ねてきました。
スピードスケート日本代表スーツ最新モデルでは、腕の振りや太もものストロークに合わせて生地の伸縮張力が変化し、理想的なクラウチング姿勢へ自然と体を誘導するパターン設計が採用されています。直立すると背中が丸まって突っ張るほどの極端な前傾専用カッティングが施されており、氷上で最も深い前傾姿勢を取った瞬間にテンションが完全に解放され、自由な可動域を生み出す仕掛けになっています。
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