赤ちゃんの目の周りが赤い原因は?乳児湿疹・アレルギーの見分け方と受診目安
インターネット上の育児掲示板や民間療法のなかには、医学的根拠を欠く危険な情報が今なお散見されます。代表的な誤解が「赤ちゃんの目やにや目の赤みには母乳を垂らすと殺菌効果で治る」という俗説です。
母乳には免疫成分(IgAなど)が含まれているものの、同時に糖分やタンパク質などの栄養分が豊富に含まれています。これを炎症を起こしている赤ちゃんの目や皮膚に塗布すると、常在菌や病原細菌の格好の温床となり、感染をかえって重症化させる危険性があります。医療機関では絶対に推奨されない方法であり、速やかに清潔な生理食塩水や精製水で拭き取るのが本来の処置です。
また、「食物アレルギーが心配だから」といって、目の周りが赤くなった段階で卵や牛乳などの離乳食を自己判断で中断してしまうケースも少なくありません。近年のアレルギー研究では、皮膚のバリア機能が壊れた部分から微量のアレルゲンが侵入することでアレルギーが成立する「経皮感作」のメカニズムが解明されています。皮膚炎を放置して食事を制限するのではなく、まずスキンケアで肌のバリアを修復することが、食物アレルギーの予防につながるというのが現代医療のコンセンサスです。
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