「一柱」の読み方はどっち?神様や位牌を柱と数える本当の理由
なぜ神様を「1人、2人」ではなく「柱」と数えるのか。その起源は、日本最古の歴史書である『古事記』や『日本書紀』の神話時代にまで遡ります。
古代の日本人は、自然界のあらゆる場所に精霊が宿ると考えるアニミズム(精霊信仰)を持っていました。とりわけ天高くそびえ立つ大木は、天上にまします神々が地上へ降臨する際の目印であり、神霊が宿る「依り代(よりしろ)」であると考えられていたのです。
『古事記』の国産み神話においても、イザナギとイザナミの二神が最初に立てたのが「天の御柱(あめのみはしら)」でした。建物を支える大黒柱や、祭祀の場に建てられる御柱(おんばしら)のように、垂直に立つ木柱は「神と人を結ぶ神聖な軸」として神格化されました。目に見えない神霊を数える際、神が宿る柱そのものを単位とした名残が、現代の助数詞「柱」として定着しています。
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