西郷輝彦の娘たち、辺見えみりと今川宇宙が歩む表現者の現在地
晩年、病魔と闘い続けた西郷輝彦の傍らには、いつも家族の温もりがあった。離れて暮らしていた時期があっても、父と娘の情愛が途切れることはなかったという。辺見えみりが人生の岐路に立ったとき、父は余計な口出しをせず、ただ温かく見守ることでその決断を後押しした。
また、今川宇宙がアートの道を志した際にも、父は一人のクリエイターとして真摯に向き合い、その独自の才能を誰よりも誇らしげに認めていた。病床にあっても弱音を吐かず、表現者としてのダンディズムを貫き通した父の後ろ姿。最期までステージやカメラの前に立つことに執念を燃やしたその生き様は、娘たちにとって何物にも代えがたい人生の道標となっている。
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