麹味噌とは?普通の味噌との違いや健康効果・選び方を徹底解剖
日本の味噌は使用する麹の種類によって、大きく「米麹味噌」「麦麹味噌」「豆麹味噌」の3系統に分類されます。国内シェアの約8割を占める米麹味噌の特徴は、白米を蒸して麹菌を繁殖させた米麹を使用し、上品な甘みとふくよかな芳香を持ち合わせている点です。全国津々浦々で親しまれており、信州味噌に代表される淡色辛口から、京都の白味噌のような極甘口まで幅広いグラデーションが存在します。
一方で、地域色が色濃く反映された麦麹味噌と豆麹味噌も独自の魅力を持っています。九州や中四国地方で愛好される麦麹味噌は、大麦や裸麦を麹にしたもので、麦特有の香ばしさとさらりとした軽やかな甘みが際立ちます。対照的に、愛知・東海地方を中心に根付く豆麹味噌(八丁味噌など)は、米や麦を使わず大豆そのものを麹にして長期間(1〜3年)熟成させるため、濃厚なコク、独特の渋みと深い旨味を醸し出します。
味わいの決め手となるのが、麹歩合の計算と甘みの関係性です。麹歩合とは、原料の大豆の重量を「10」とした場合に、どれだけの比率で麹を加えたかを示す数値です。計算式は「(麹の重量 ÷ 大豆の重量)× 10」で表されます。例えば、大豆10kgに対して米麹を15kg使えば「15歩合」となります。麹歩合が10未満の味噌はしっかりとした塩気と大豆の風味が際立つ辛口になり、15〜20を超える高歩合の味噌は、塩分濃度が控えめになり米や麦由来の自然な甘みが前面に押し出されます。
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