仁和寺の法師はなぜ失敗した?石清水八幡宮の勘違いと教訓の真相
定期テストや大学入学共通テスト対策において、第52段は文法問題・読解問題の宝庫です。出題者が狙う重要単語の意味、品詞分解の要所、典型的な予想問題をまとめました。
文法・重要単語の分解解説
文中で特に問われやすい語句と文法事項は以下の通りです。
- かちより(徒より):【名詞+格助詞】徒歩で。「かち(歩行)」は古文頻出語。乗り物を使わず自分の足で歩いたことを示し、法師の必死さを物語る。
- こればかりなるべし:「こればかり(これだけ)」+「なる(断定の助動詞『なり』連体形)」+「べし(推量の助動詞)」。【訳:これだけであろう】。
- 年ごろ(年頃):【名詞】長年、数年来。「ここ数年」ではなく「長年の間」と訳すのが鉄則。
- ゆかししかりしかど:形容詞「ゆかし(見たい・聞きたい・知りたい)」のシク活用連用形「ゆかしかり」+過去の助動詞「き」の已然形「しか」+接続助詞「ど」。【訳:知りたかったけれど】。
- あらまほしき:ラ変副詞的動詞「あり」+希望の助動詞「まほし」の連体形。【訳:あってほしい、望ましい】。最重要フレーズ「先達はあらまほしき事なり」の骨格。
定期テスト頻出の予想問題3選
問1(理由説明):
法師は山へのぼっていく人々を見て「ゆかしかりしかど」と感じながらも、なぜ山へ登らなかったのか。その理由を本文中の言葉を用いて40字以内で説明せよ。
【模範解答】
神仏へ参詣することこそが本来の目的であり、山へ登る必要はないと思い込んだから。(39字)
問2(心理読解):
同僚に対して「聞きしにも過ぎて、尊くこそおはしけれ」と語った法師の心情として最も適切なものは何か。
【模範解答】
長年の念願を果たした達成感と、噂以上に立派な神仏を拝むことができたという誇らしさや得意満面な気持ち。
問3(主題把握):
筆者である兼好法師は、このエピソードを通じて何を主張しているか。「先達」の語句を用いて簡潔にまとめよ。
【模範解答】
どんなに些細と思われる事柄であっても、独断で処理せず、よく知っている先達(案内人・指導者)を頼るべきであるということ。
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