卒業証明書と卒業証書の違いとは?再発行の可否や提出時の注意点
一見すると些細な言葉の違いに思える「証書」と「証明書」ですが、発行主体が持たせている法的な重みと目的は根本から分かれています。まずは両者の本質的な立ち位置を明確にしておきましょう。
卒業証書とは、学校教育法に基づき、所定の教育課程を修了した児童・生徒・学生に対して、卒業式という儀礼を通じて校長や学長から授与される「証鑑(記念品)」です。大学の場合は学士や修士といった学位の授与を兼ねるため、表題が学位記となるケースが一般的です。これは本人の栄誉を称える証であり、世の中にたった1通しか存在しません。
対して卒業証明書とは、該当者が確かにその学校を卒業した事実を、学校側が第三者(企業、官公庁、他大学など)に向けて公的に証明するために発行する「公的文書」です。こちらは必要に応じて何通でも有償で交付申請が可能であり、対外的な証明行為にはすべてこちらを用います。
なお、大学院や専門学校を終えた際に受け取る書類は「卒業」ではなく課程を修めたことを指すため、修了証明書や「修了証書」という呼称が使われます。大学院博士課程を満期退学した際などに交付される「単位取得退学証明書」も含め、自身の最終学歴の種別に応じた正確な名称を把握しておくことが肝要です。
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