表現の不自由展その後の真相と現在|中止理由と裁判判決の全貌

表現の不自由展その後の真相と現在|中止理由と裁判判決の全貌の全体像を分かりやすくまとめてご紹介します。

「表現の不自由展・その後」は、あいちトリエンナーレ2019の企画内企画として、愛知芸術文化センターで開幕しました。ジャーナリストの津田大介 芸術監督のもと、過去に公立美術館等で展示拒否や撤去を受けた作品を一堂に集め、「なぜ展示できなくなったのか」という背景とともに議論を喚起することを狙いとしたものです。

しかし、開幕直後からSNSを中心に特定の展示物が激しい非難を浴びることになりました。焦点となったのは主に2つの作品です。1つは、元従軍慰安婦をモチーフにした「平和の少女像」(キム・ソギョン、キム・ウンソン夫妻作)。もう1つは、昭和天皇 肖像画 映像作品として拡散された大浦信行氏の版画連作を含む映像作品『遠近を抱えて PartII』でした。後者は天皇の肖像が燃え、灰になっていくシーンが含まれており、これが「天皇への冒涜である」としてネット上で急速に拡散されました。

ネットの反応 炎上 真相を検証すると、Twitter(現X)や動画共有サイトにおいて作品の一部分だけが文脈を切り離されて拡散され、瞬く間に怒りを増幅させる情報環境が形成されていました。愛知県庁や会場の事務局には、回線をパンクさせるほどの激しい抗議電話(いわゆる電凸)が殺到。さらには「ガソリン携行缶を持ってお邪魔する」と京都アニメーション放火殺人事件を想起させる脅迫FAXが送りつけられる事態に発展しました。

来場者や運営スタッフの生命・安全を物理的に担保することが不可能になったとして、実行委員会会長を務める大村秀章 愛知県知事は、開幕からわずか3日目の8月3日夕方に展示中止を決定。この表現の不自由展 中止 理由は、表現内容そのものの是非以前に、安全管理上の危機対応という側面が極めて強いものでした。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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