耳の中に水が入って抜けない?原因と安全な抜き方・受診目安

耳の中に水が入って抜けない?原因と安全な抜き方・受診目安に関する知りたいポイントを初心者にも親しみやすくまとめました。今すぐチェックことができます。

水が抜けない不快感から、多くの人が無意識に手に取ってしまうのが綿棒や耳かき棒です。しかし、耳鼻咽喉科医が口を揃えて「絶対にやめてほしい」と警告するのが、この濡れた状態での綿棒挿入です。

綿棒を避けるべき医学的な理由は極めて明白です。第一に、水分を含んだ外耳道の皮膚は非常にふやけており、わずかな摩擦でも容易に傷つきます。湿った環境下で傷口から黄色ブドウ球菌や緑膿菌などの細菌が侵入すると、強い痛みや腫れを伴う外耳道炎(がいじどうえん)へとあっという間に進行します。

第二に、綿棒の先端は外耳道の直径に対して太すぎるため、溜まっている水を吸い取るどころか、水分と耳垢をピストンのように鼓膜の直前まで押し込んでしまうリスクがあります。一度奥深くに押し込まれた耳垢は、医療用の吸引器や専用のピンセットを用いなければ安全に除去できなくなります。

また、ネット上などで「片足立ちで頭を激しくシェイクする」という昔ながらの方法が紹介されがちですが、これも要注意です。首を激しく振る動作は頸椎や頭部に過度な負担をかけ、特にお子さんや高齢者の場合、ふらつきによる転倒事故やむち打ちのような症状を引き起こす危険性があります。耳をトントンと手で叩いて陰圧をかけすぎる行為も、鼓膜に急激な気圧変化を与えて損傷させるリスクがあるため推奨されません。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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