ふかし壁とは?後悔しない厚みや費用相場・失敗例を徹底解説

ふかし壁とは?後悔しない厚みや費用相場・失敗例を徹底解説とはどのようなものなのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。

施工の成否を分けるのは、目的に合致した正確な寸法計画と適正な予算配分です。造作の目的別に必要となるふかし壁の厚みと寸法、および実際の工事現場におけるふかし壁の費用相場を詳細に比較・整理しました。

造作目的・工法仕様標準的なふかし厚み寸法工事費用相場(税込)編集部の見解・留意点テレビ壁掛けふかし壁
(配線隠し・下地合板補強)60mm 〜 100mm6万 〜 13万円CD管(空配管)の径は最低30mm以上を確保しないと太いHDMI端子が通過できない事故が多発する。ふかし壁間接照明造作
(コーブ/コーニス照明+クロス)100mm 〜 150mm12万 〜 25万円光源が直接視界に入らない立ち上がり寸法の設計と、器具交換時のメンテナンススペース確保が必須。大型ニッチ・飾り棚造作
(奥行き確保+意匠仕上)120mm 〜 180mm10万 〜 20万円何を置くか事前にミリ単位で指定すること。文庫本、ルーター、ティッシュ箱等で必要深さが激変する。エアコン隠蔽配管・先行配管
(配管埋設+点検口設置)100mm 〜 120mm8万 〜 18万円将来の機種更新時の冷媒規格とドレン勾配の確保を最優先に。隠蔽部への点検口設置を強く推奨。ハイグレード仕様
(タイル・エコカラット全面貼)80mm 〜 150mm25万 〜 45万円超タイルの自重に耐えうる下地補強計算が必要。入隅・出隅の見切り金物のディテールが質感の命運を握る。

設計上の基本原則として、単に「テレビを壁掛けにして配線を隠すだけ」であれば、壁をふかす寸法は最低65mm程度あれば施工可能です(下地木材45mm+合板12mm+石膏ボード9.5mm+仕上げクロス)。しかし、映画館のような立体的な音響設備や、太い配管、あるいは器具を完全に埋め込むニッチを計画する場合は、最低でも120mm以上の厚みを見込んでおく必要があります。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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