昭和天皇も愛した香りの秘密とは?加賀棒茶の魅力を老舗に独占取材

昭和天皇も愛した香りの秘密とは?加賀棒茶の魅力を老舗に独占取材とはどのようなものなのか? 主要なファクトを整理してお届けします。

加賀棒茶の歴史を語る上で欠かせないのが、新茶の茎の部分だけを贅沢に焙煎する「茎茶」という独自のスタイルだ。明治期、本来は捨てられることの多かった茎を活用する庶民の知恵として生まれたこの茶は、時を経て独自の文化へと昇華を遂げた。

その地位を決定づけたのが、1983(昭和58)年の出来事である。全国植樹祭のために石川県を訪れた昭和天皇へ献上するため、老舗「丸八製茶場」が最上の素材と技術を惜しみなく投入して仕立て上げたのが、かの名高い「献上加賀棒茶」だった。澄んだ一番茶の茎だけを浅煎りし、雑味のない上品な香りと甘みを極限まで引き出した一杯は、昭和天皇を深く感銘させたという。この歴史的出来事をきっかけに、かつての日常茶は一躍、日本を代表する高級ほうじ茶としての道を歩み始めた。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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