なぜ恐竜は絶滅した?ユカタン半島の巨大クレーターが明かす衝撃の真相

なぜ恐竜は絶滅した?ユカタン半島の巨大クレーターが明かす衝撃の真相について分かりやすく解説いたします。専門家の見解をお届けします。

白亜紀の終わりを告げたチクシュルーブ衝突体は、直径およそ10〜15kmと推定される小惑星でした。この天体が秒速約20km(時速約7万2,000km)という超高速で、大気圏をわずか数秒で突き抜けてユカタン半島沖の浅海へと激突したのです。

衝突の瞬間に解放されたエネルギーは、TNT火薬換算で約1億メガトン(広島型原子爆弾の約10億倍)という途方もないものでした。激突の衝撃で地殻は瞬時に深さ数十キロメートルまでえぐり取られ、直径約180〜200km、深さ約20kmに及ぶ超巨大クレーターが形成されました。周囲の海水や岩石は数千度を超える高温によって瞬時に蒸発し、まばゆい閃光とともに巨大な火球が立ち上ったと記録されています。

衝突直後、メキシコ湾一帯には最大波高1,000mを超える超巨大津波が発生しました。この津波は凄まじい破壊力で海岸線を何百キロメートルも内陸まで押し流し、数千キロメートル離れた北アメリカ大陸の内陸部にまで瓦礫と海洋生物の遺骸を撒き散らしました。さらに、強烈な熱放射線によって広範囲の森林が自然発火し、地表を焼き尽くす全球規模の大火災が勃発したのです。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

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