昭和の呪縛を解いた「エラーコード」の部屋:高島平団地404号室が示す都市再生のニューノーマル
Studio 404の真価は、その利用形態にある。単なるコワーキングスペースでもなければ、ただの集会所でもない。ここでは昼下がりになると、近所に住む80代の住民が縁側感覚で立ち寄り、茶を飲みながら若手クリエイターと雑談を交わす風景が常態化している。
団地の初期入居者である82歳の女性は笑顔で語る。「最初はね、若い子がゾロゾロ出入りして何が始まるんだかと不気味だったの。でも入ってみたら『おばあちゃん、その漬物の漬け方教えて』なんて言われてね。ここでは私も先生になれるのよ」
デジタルネイティブの若者たちにとっても、人生の大先輩たちのリアルな体験談や昭和の暮らしの知恵は新鮮そのものだ。世代間の断絶が叫ばれる現代において、この404号室は図らずも「世代を超えた知識の交換所」として機能し始めている。
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