人間の骨はなぜ大人になると減る?206本の謎と赤ちゃんの秘密
赤ちゃんの骨の多く格は、大人のような硬いカルシウムの塊ではなく、柔らかい軟骨組織が大部分を占めています。この軟骨が次第に硬い骨へと置き換わり、隣り合う骨と結合していく過程を「骨化(こつか)」と呼びます。
代表的な例が、赤ちゃんの頭頂部にある「大泉門(だいせんもん)」と呼ばれる柔らかい隙間です。生まれたばかりの赤ちゃんの頭蓋骨は複数のパーツに分かれており、呼吸や脳の発達に合わせて頭蓋が広がるよう隙間が空いています。脳の成長が一定の落ち着きを見せる1歳半から2歳頃になると、この隙間が塞がり、複数の頭蓋骨が強固に癒合します。
骨盤や背骨(脊椎)も同様です。赤ちゃんの頃は「腸骨」「恥骨」「坐骨」と3つに分かれていた骨が、思春期から20代前半にかけて完全に癒合し、1つの強固な「寛骨(かんこつ)」になります。こうして骨同士が頑丈に結びつき、成人する頃には206本の完成された骨格へと落ち着きます。
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