キーマカレーの真実!ドライカレーとの違いや絶品スパイスを徹底解明
キーマの起源を辿ると、16世紀前後のインド大陸を統治したムガル帝国の宮廷料理に行き着く。当時の貴族たちは、羊肉や山羊肉を細かく刻み、カルダモンやクローブ、シナモンなどの贅沢な香辛料とともにじっくりと火にかけた。宮廷の宴を彩る贅沢品だったのだ。
それが長い年月を経て庶民の家庭料理へと溶け込み、伝統的なインド料理の定番となった。ドキュメンタリー番組『Chef's Table (Netflix)』などでも描かれるように、スパイスの調合は一族のアイデンティティそのものであり、母から子へと代々受け継がれてきた知恵の結晶でもある。
日本に上陸したキーマは、独自のローカライズを遂げた。羊肉が手に入りにくかった時代には合挽き肉や豚ひき肉が代用され、味噌や醤油といった和の発酵調味料と結びつくことで、独自のコクと親しみやすさを獲得していった。
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