顔に広がる発疹は溶連菌の警戒サイン?危険な見分け方と緊急対処

顔に広がる発疹は溶連菌の警戒サイン?危険な見分け方と緊急対処の詳細について、専門知識を詳しくお届けします。

顔に赤い発疹が出る病気としてよく混同されるのが、ヒトパルボウイルスB19による「伝染性紅斑」、いわゆるリンゴ病だ。小児感染症学の見地から比較すると、この二つの病態には決定的な違いが存在する。リンゴ病の場合、両頬がまるでリンゴのように真っ赤に腫れ上がるが、熱は微熱程度で喉の痛みも軽微であることが多い。また、リンゴ病の発疹は網目状・レース状に広がるのが特徴的で、触っても溶連菌のようなザラザラ感はない。

一方、暑い季節に多発する汗も(あせも)や食物アレルギーによる蕁麻疹は、発熱を伴わないケースが大半を占める。蕁麻疹は強い痒みを伴い、皮膚が局所的に盛り上がるが、数時間から一日程度で部位が移動したり消えたりする。これに対し、溶連菌に伴う発疹は数日間にわたって持続し、抗菌薬を服用しない限り自然には消退しにくい。熱の高さ、喉の所見、皮膚の触感という三つの軸で観察することが識別への近道だ。

吉田 誠

吉田 誠

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

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