不正アクセスとは?手口の巧妙化と被害の真相、2026年最新の防衛術

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不正アクセスの引き金となる手口のツートップが、フィッシング詐欺とパスワードリスト攻撃です。かつてのフィッシングといえば、「不自然な日本語」「フォントの崩れ」「怪しい送信元アドレス」といった違和感から比較的容易に見分けることができました。しかし現在では、大規模言語モデル(生成AI)の悪用により、本物の金融機関や配送業者が発信する文面と寸分違わぬ完璧な日本語が自動生成されています。

「【重要】お支払い情報の再確認のお願い」「荷物をお届けにあがりましたが不在のため持ち帰りました」といったSMSやメールを受信した際、焦りや慌ただしさの中でリンクをタップしたユーザーは、公式サイトを完全に複製した偽のログイン画面に誘導されます。そこで入力されたID、パスワード、認証コードは、裏で待機している攻撃者のサーバへリアルタイムで送信されます。

一方、利用者がどれほど注意深く怪しいサイトを避けていても防ぎきれないのが「パスワードリスト攻撃」の恐ろしさです。利用者が過去に登録した中小規模のネットショップやコミュニティサイトから認証情報が漏洩した場合、攻撃者はその「ID(メールアドレス)とパスワードの組み合わせ」を、Amazon、Google、Apple、金融機関などの主要サービスに自動スクリプトを用いて一斉に流し込みます。多くの利用者が利便性のために同じ文字列を使い回している心理を突いた、極めて合理的かつ冷酷な攻撃手法です。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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