眉毛がかゆい・皮がむける原因は?放置Ngな脂漏性皮膚炎の見分け方と治し方
眉毛エリアにかゆみや皮むけが生じる背景には、主に3つの異なる皮膚トラブルが存在します。原因によって治療アプローチが正反対になることもあるため、まずはそれぞれの特徴と発症メカニズムを整理しておく必要があります。
最も頻度が高いとされるのが脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)です。眉毛の毛根周囲には皮脂腺が多く存在し、皮脂分泌が活発な環境が整っています。健康な皮膚表面には誰にでも「マラセチア菌」と呼ばれる真菌(カビの一種)が存在していますが、皮脂の過剰分泌やターンオーバーの乱れが起こると、この菌が異常増殖します。マラセチア菌が皮脂を分解する際に生成される「遊離脂肪酸」が皮膚を刺激し、赤みやかゆみ、黄色みを帯びた油っぽいフケのような皮むけを引き起こすのです。
次に挙げられるのが接触皮膚炎(かぶれ)です。日頃使用しているアイブロウペンシル、眉マスカラ、パウダー、眉毛の脱色剤(ブリーチ剤)、さらにはクレンジング剤の洗い残しなどが刺激物やアレルゲンとなり、局所的な炎症を招きます。化粧品を変えた直後や、眉毛サロンでの施術後に急激にかゆみや赤みが生じた場合は、この接触皮膚炎を疑う必要があります。
そして3つ目が、バリア機能の低下による単純な乾燥肌(皮脂欠乏性湿疹の初期段階)です。冬季の空気乾燥や過度な洗顔、摩擦によって角質層の水分保持機能が失われ、粉を吹いたような白い細かな皮剥けが生じます。ただし、眉毛の下は本来皮脂が多い部位であるため、完全な乾燥単独というよりは、インナードライ状態から皮脂が過剰分泌されて脂漏性皮膚炎へと移行している複合型も多く見られます。
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