日芸は本当はやばい?豪華出身者の顔ぶれと偏差値・就職の真相

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SNSやネット掲示板で「日芸 やばい」と検索される背景を丹念に追跡していくと、ネガティブな風評と、畏怖の念を込めた賛辞という真逆のベクトルが混在している実態が浮かび上がってきます。取材および卒業生・在校生の声から見出された「やばい」の決定的な正体は、主に以下の3点に集約されます。

第1の理由は、「日本大学本体のイメージと日芸独自の独立国家体質とのギャップ」です。日本大学を巡る過去の一連の組織的ガバナンス問題やアメフト部の不祥事などが報じられた際、受験生や保護者の間で懸念が広がりました。しかし、大学関係者やメディア関係者の共通認識として、日芸は「日大であって日大ではない」と言われるほど強烈な独立性を保っています。日大ブランドの影響をゼロにすることはできずとも、現場の教育体系とカルチャーは完全に独自の生態系を維持しており、学生たち自身も「日本大学の学生」というより「日芸生」という強いアイデンティティを持っています。

第2の理由は、「周囲の才能の突出度とキャンパスに漂う常識破りの熱量」です。後述する「日芸江古田キャンパス」に足を踏み入れると、昼夜を問わず作品制作や舞台稽古、短編映画の撮影に没頭する学生たちの姿が日常風景となっています。周囲を見渡せば、高校時代にすでに自主映画で受賞歴を持つ者、SNSで数十万人のフォロワーを抱えるイラストレーター、幼少期から舞台に立ち続ける役者の卵がひしめき合っています。凡庸な覚悟で入学した学生が「周囲の才能に圧倒されて精神的に打ちのめされる」という意味で「やばい」と形容されるケースは少なくありません。

第3の理由は、「学費の重さと卒業後のキャリアにおけるハイリスク・ハイリターン構造」です。私立美大・音大と同等の高額な学費を支払いながらも、卒業後に待っているのは安定した一般企業への就職だけではありません。映画の現場や劇団、作家業など、初期キャリアの年収が極めて不安定な世界へ自ら飛び込んでいく卒業生が一定数存在します。「親泣かせの学費をかけながら、卒業後はフリーター同然で下積みに突入する」という一部の極端な実例が、ネット上で「日芸はやばい、後悔する」といった言説を生む温床となっています。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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