車を縁石で擦った修理代相場は?部位別の費用や保険の損得を徹底解説
縁石への巻き込み事故で最も多いのが、ドア下の頑丈な鉄板部分である「サイドシル」のへこみと、アルミホイールのガリ傷です。板金工場やコミュニティの生の声からも、この2箇所の補修には特有の難しさがあることが浮かび上がってきます。
まず、サイドシルへこみ修理費用が高額化しやすい理由は、その構造にあります。サイドシルはモノコックボディの剛性を支える主要骨格(フレーム)の一部であり、裏側に手を入れて叩き出すことができません。そのため、外側からスタッドワッシャーと呼ばれる金具を溶接し、専用プーラーで強力に引っ張り出す高度な板金技術が要求されます。広範囲に及ぶ変形の場合、カット&溶接によるパネル交換となり、費用が10万円〜20万円近くまで跳ね上がるケースも珍しくありません。
一方、ホイールガリ傷修理代に関しては、1本あたり1万5,000円〜3万円程度が相場です。現場の職人によると、「アルミホイールのガリ傷は、リムの肉盛り溶接と削り出し、精密な調色塗装を行えば新品同様まで復元できる」とのことです。ただし、縁石に強く乗り上げてホイール自体にブレや歪み(クラック)が生じている場合は、走行中にバーストする危険があるため修理不可となり、ホイールごとの買い替えが必要になります。
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