鳥葬はなぜ行われるのか?チベットの死生観と現代のリアルを徹底解説
「自然へ還る究極のエコな葬送」として鳥葬に関心を持つ日本人も一部にいますが、現在の日本国内で鳥葬を行うことは法的に100%不可能です。日本の法制度および公衆衛生基準において、鳥葬は完全に違法行為となります。
まず、日本の刑法第190条には「死体損壊・遺棄罪」が定められており、遺体を切り分けたり野外に放置したりする行為は処罰の対象となります。さらに、「墓地、埋葬等に関する法律(墓埋法)」により、人間の遺体は知事の許可を受けた墓地・火葬場以外で埋葬・火葬することができません。
日本には古くから遺骨を大切にし、先祖代々の墓を守る「遺骨信仰」が根付いています。生命のすべてを自然へ還すチベットの死生観と、形見としての骨を愛でる日本の死生観は、どちらが優れているというものではなく、それぞれの風土と歴史が生み出した命への向き合い方の違いと言えます。
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