フェルメール『牛乳を注ぐ女』の謎を解く!光とキューピッドの秘密

フェルメール『牛乳を注ぐ女』の謎を解く!光とキューピッドの秘密の概要と注目ポイントを一挙に解説しました。

現在、本作を常設展示しているのはオランダのアムステルダム国立美術館(Rijksmuseum)です。同館の「名誉の間(Gallery of Honour)」において、レンブラントの『夜警』と並ぶ至宝として厳重に展示されています。

現地を訪れた鑑賞者の多くが口を揃えるのは、「縦45.5cm×横41.0cmというサイズの小ささに対する存在感の凄まじさ」です。画集やデジタル画面で見ると等身大の迫力があるように感じられますが、実物はA3用紙ほどのコンパクトなキャンバスです。それにもかかわらず、至近距離で対面すると、厚く盛り上がった絵の具の凹凸や、窓ガラスのひび割れ、壁に打ち込まれた小さな釘の穴までが克明に描かれており、息をのむような実在感に包まれます。

日本国内における人気も桁外れです。過去の日本国内での来日展覧会(2007年の国立新美術館『フェルメール「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展』や、2018〜2019年の上野の森美術館『フェルメール展』など)では、入場までに数時間待ちの長蛇の列が形成され、単一の絵画としては異例の動員数を記録しました。

さらに近年では、NHK Eテレの教養番組『びじゅチューン!』にてアーティストの井上涼氏が手がけた楽曲「何にでも牛乳を注ぐ女」がSNSを中心に爆発的なヒットを記録。若年層や子どもたちにとっても「最も親しみのある西洋名画」としての地位を確立しています。クラシックな美術愛好家からポップカルチャーのファンまで、幅広い層を惹きつけてやまない多層的な魅力がここにも表れています。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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