マルチョウとは?部位の正体やシマチョウとの違い・極上焼き方を徹底解説

マルチョウとは?部位の正体やシマチョウとの違い・極上焼き方を徹底解説に関する疑問を詳しくまとめました。最新データをご覧ください。

ホルモン愛好家の間でも好みが二分されるのが、シマチョウとの決定的な違いです。シマチョウは「牛の大腸」に該当し、表面にトラのような縞模様(シマ)が走っていることからその名が付きました。関西では「テッチャン(朝鮮語のテチャン=大腸に由来)」とも呼ばれます。

マルチョウが「圧倒的な脂の甘みと柔らかな弾力」を特徴とするのに対し、シマチョウは「適度な脂としっかりとした噛みごたえ、厚みのある皮の食感」が身上です。消化管としての役割上、大腸であるシマチョウは小腸よりも筋肉層が発達しているため、噛めば噛むほどホルモン本来の野性味あふれる風味が広がります。

焼肉シーンにおける選択基準を明確にするため、文部科学省「日本食品標準成分表」の基準データや食肉市場の取引相場をもとに、主要な人気部位を比較整理しました。

部位名詳細・数値データ(100gあたり)一般的な基準・相場(1人前)編集部の見解・評価マルチョウ(牛小腸)エネルギー:約287kcal
脂質:約26.1g
糖質:約0g750円〜1,200円
(約80〜100g)脂のジューシーさは全ホルモン中トップクラス。筒状成形のため職人の仕込み技術が味を左右する。シマチョウ(牛大腸)エネルギー:約162kcal
脂質:約12.7g
糖質:約0g700円〜1,100円
(約80〜100g)マルチョウに比べ脂質量は約半分。皮の歯ごたえと旨味のバランスが良く、ホルモンの王道。ミノ(牛第1胃)エネルギー:約182kcal
脂質:約11.0g
糖質:約0g850円〜1,400円
(約80〜100g)貝柱のようなコリコリとした硬質な食感。脂っこさが苦手な人や淡白な味を好む層に最適。ハツ(牛心臓)エネルギー:約142kcal
脂質:約5.8g
糖質:約0.1g650円〜950円
(約80〜100g)純粋な筋肉組織のため極めて低脂質かつ高たんぱく。サクサクと噛み切れる独特の歯切れが魅力。

ホルモン人気部位一覧を概観すると、マルチョウがいかに「脂の凝縮感」に特化した部位であるかが分かります。カロリー制限を最優先する場合はシマチョウやハツが適していますが、肉本来のコクと脂の甘美な快楽を追求するなら、マルチョウの右に出る部位はありません。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

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