テニス肘とは?運動なしでも発症する原因と治し方・最新治療法
「湿布を貼っているのに数カ月治らない」と悩む方が多い背景には、手首や指を完全に休ませることが日常生活上極めて難しいという構造的な問題があります。治りかけた微小断裂を普段の作業で再び傷つけてしまうため、炎症が慢性化しやすいのです。
一般的なテニス肘のリハビリ期間の目安は2〜6カ月程度とされていますが、根本的な体の使い方の見直しを行わないと1年以上痛みを引きずる事例も珍しくありません。
痛みが強く日常生活に支障をきたす場合、整形外科では注射治療が検討されます。
ステロイド局所注射は、強力な抗炎症作用により劇的な即効性を発揮し、注射直後から痛みが消退することが多いため重宝されます。しかし、短期間に何度も繰り返すと「腱の変性・脆弱化」や「皮下脂肪の萎縮」といった副作用のリスクが高まります。現在では年に数回程度の一時的な対症療法にとどめるのが標準的な見解です。
近年では、自身の血液から抽出した成長因子を用いるPRP(多血小板血漿)療法や、局所の血流を改善して組織修復を促す体外衝撃波疼痛治療(ESWT)など、組織の再生を根本から促す先進的な治療選択肢が普及しており、難治性テニス肘に対する救済策となっています。
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