生理の血の色でわかる体のサイン|茶色・黒・鮮血の理由と受診の目安
SNSや女性向けヘルスケアコミュニティ(知恵袋、X、オープンチャットなど)の生の声を取材・分析すると、経血の異常を「体質だから」「疲れているだけ」と自己完結させ、発見が遅れてしまった深刻なケースが後を絶ちません。
都内のIT企業に勤務する30代女性は、当時の様子を次のように振り返ります。
「20代後半からナプキンに親指大のレバーのような塊が混ざるようになり、色も常にどす黒い状態でした。ネットで調べると『冷え性が原因』という記述を見かけ、温活に励んでいたのです。しかしある日、会議中に激痛とともに椅子を汚すほどの大量出血に見舞われ、救急搬送されました。診断結果は巨大な粘膜下子宮筋腫。重度の貧血でヘモグロビン値は通常の半分近くまで落ちており、即日入院となりました。『もっと早く検査を受けていれば、腹腔鏡手術で済んだのに』という主治医の言葉が今も胸に刺さっています」
産婦人科の診療現場を取材する医師たちも口を揃えて警鐘を鳴らします。「月経困難症や過多月経で来院する患者の約4割が、数ヶ月から数年にわたり経血の異常を自覚しながら放置していた」という実態があります。「毎月のことだから」という慣れが、身体からのSOSシグナルをかき消してしまう危険性を物語っています。
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