ノンタン絵本裁判の真相!キヨノサチコと元夫が争った著作権紛争の結末
キヨノサチコ氏が元夫を相手取り、東京地方裁判所に提訴したことで幕を開けたノンタン著作権裁判。法廷で激しく衝突した理由は、著作権法における極めて専門的かつデリケートな「共同著作物」の解釈にありました。
大友氏側の主張は明確でした。「初期の絵本には自分自身の名前が共同著作者として明記されており、絵本制作の過程でもアイデア出しや構成、作画の補助を行っていた。したがってノンタンは夫婦による共同著作物であり、自らも著作権を行使して商品を展開する正当な権利がある」という立場です。日本の著作権法14条には「著作者名の表示がある者は、その著作物の著作者と推定する」という規定があり、書籍の表紙や奥付に名前が載っている事実は、大友氏側にとって最大の盾となっていました。
これに対し、キヨノ氏側は「ノンタンのキャラクター造形、ストーリー、文章、作画のすべてを自らの手で創作した」と真っ向から反論。大友氏の関与は夫婦間の日常会話レベルの意見や、アシスタント的な下絵の手伝いに過ぎず、創作的表現そのものを分担した共同著作者ではないと訴えました。
問題は、すでに印刷されて全国に流通している数百万部の絵本に刻まれた「著者名」という公の記録を、裁判所がどう判断するかでした。法的に「推定」されている事実を覆すには、それを打ち砕くに足る圧倒的な物証と証言が求められたのです。
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