小芝風花の写真集が売れ続ける理由|『F』の重版連発と次回作の真相
多くのタレント写真集が発売初週の初動売上をピークに減速していくなか、小芝風花の歴代写真集はまったく異なる売れ筋の曲線を描いてきました。その核心にあるのは、彼女のパブリックイメージである「親しみやすい笑顔」「圧倒的な清潔感」と、写真集のなかだけで見せる「息をのむような大人の陰影」とのギャップです。
2016年3月にリリースされた1st写真集『風の名前』は、当時高校を卒業する直前、18歳の瑞々しさを閉じ込めた記念碑的作品でした。故郷である関西や奄美群島・加計呂麻島でロケが行われ、制服姿や体操着、初めて挑戦したフレッシュな水着姿など、等身大の愛らしさが前面に打ち出されていました。この時点では、王道の若手清純派女優によるファーストステップという位置づけでした。
その評価を決定的に塗り替えたのが、2019年1月に発売された2nd写真集『F』です。21歳という少女から大人の女性への境界線に立った彼女が、沖縄の光と風のなかで見せた表情の数々は、従来のファンだけでなく業界関係者をも驚嘆させました。同作で披露された水着カットやリラックスしたすっぴん風ショットは、決して性的な扇情を狙ったものではなく、均整の取れたしなやかな筋肉と、鍛え上げられたボディラインが放つ圧倒的な健康美に満ちていました。フィギュアスケート選手として培われた体幹の強さと表現力が、一枚一枚のカットに宿っていたのです。
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