ゲジゲジとムカデの決定的な違い!益虫と猛毒生物の見分け方と対策
ゲジゲジとは対照的に、厳重な警戒が必要となるのがムカデです。ムカデの毒性と危険性は非常に高く、家屋に侵入する節足動物の中ではトップクラスの脅威とされています。
ムカデの頭部付近にある第1胴節の脚は「顎肢(がくし)」と呼ばれる鋭利な毒アゴへと変化しています。触れたものに対して反射的に噛みつく獰猛な習性があり、噛まれると毒腺からセロトニン、ヒスタミン、ヒアルロニダーゼ、溶血タンパクなどを含む複合毒が皮下に注入されます。これにより、焼けた鉄を押し付けられたかのような激痛、激しい腫れ、発赤、水疱が生じます。
特に注意すべきはアレルギー反応です。過去にムカデやハチに刺された経験がある人の場合、体内に抗体が作られていることがあり、2回目以降の咬傷でアナフィラキシーショック(呼吸困難、血圧低下、意識障害)を引き起こし、生命の危機に瀕する事例も報告されています。
ムカデの活動時期と潜伏場所を把握しておくことも重要です。活動が最も活発になるのは5月〜10月頃で、気温が18℃以上になると活発に動き始めます。とりわけ産卵期を迎える5〜6月と、孵化した子ムカデが成長する9〜10月は室内侵入被害が急増します。昼間は床下の土壌、庭の植木鉢の底、落ち葉の下、石垣の隙間など暗く湿った場所に潜伏し、夜間になるとエサを求めて壁の隙間や通気口から室内に忍び込み、布団や靴の中に潜り込むケースが後を絶ちません。
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