フランス国旗の本当の意味!青白赤に秘めた革命と色変更の真相
広く流布している「青=自由、白=平等、赤=博愛」という解釈。実はこれ、革命期に生まれた公的な定義ではなく、19世紀半ば以降に広まった俗説に近い。旗章学・紋章学の史料を遡れば、色彩が帯びていた本来の意味合いはもっと現実的で生々しい。
時計の針を1789年7月、バスティーユ襲撃の直後に戻そう。民衆の蜂起によって国王ルイ16世の絶対王政が揺らぐ中、秩序回復のために組織された国民衛兵を率いたのが、アメリカ独立戦争の英雄でもあったジルベール・デュ・モティエ・ド・ラファイエット侯爵だった。
当時、パリの市民軍はパリ市の伝統色である「青」と「赤」の帽章(コカルド)を身につけていた。ラファイエットはそこに、ブルボン王家の象徴色である「白」を強引に割り込ませたのだ。つまり、王室とパリ市民の融和、あるいは妥協の産物こそがトリコロールの原型である。そこにあったのは崇高な哲学というよりも、「暴走する民衆を抑えつつ、王政を立憲君主制へ軟着陸させる」という極めて実利的なポリティクスだった。
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