なぜ昭和医療の出身者は現場で奪い合いに?合格率と実践教育の真実
今、医療現場が喉から手が出るほど欲している人材。それは、自分の専門領域に閉じこもる技術者ではなく、他職種の意図を瞬時に汲み取れるプロフェッショナルだ。同校が誇る臨床検査技師科と臨床工学技士科では、従来の縦割り教育を打破する試みが日常化している。
血液や組織の微細な異変を見逃さない緻密な観察眼を養う臨床検査技師の教育。そして、人工心肺装置や人工呼吸器など生命維持管理装置を操る冷徹な工学的判断力を鍛え上げる臨床工学技士の指導。このふたつが同じキャンパスで交差する相乗効果は凄まじい。
チーム医療を模した合同演習では、検体データの急変に対して臨床工学技士側の学生が生命維持装置の設定変更をシミュレーションし、臨床検査技師側の学生がそのリスクを数値から即座に警告する。教科書の活字を追うだけでは絶対に身につかない「現場の呼吸」が、卒業前の段階で完全に身体へ染み込んでいるのだ。
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