突きつける離縁状の誤解?「三行半」の真実と現代夫婦のリアル
とはいえ、すべての夫が素直に離縁状を書いたわけではない。モラハラやDVに苦しみながらも、夫が書くのを拒むケースは当然存在した。そこで救済の場となったのが、鎌倉の東慶寺に代表される「駆け込み寺(縁切寺)」である。寺に逃げ込み、一定期間の修行を積めば、幕府の公認のもとで強制的に離婚が成立する仕組みが整備されていた。
このドラマチックな歴史的エピソードを鮮やかに描いたのが、大泉洋主演の映画『駆込み女と駆出し男』だ。かつて劇場を沸かせた本作は、近年Netflixなどの動画配信サービスでも手軽に視聴できるようになり、若い世代の歴史ファンを増やしている。時代劇の枠を超えて描かれる駆込みのリアルな攻防は、単なる虐げられた女性の悲劇ではなく、逞しく制度を活用する人間の強さを提示してくれる。
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